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真宗大谷派 浄影寺

 


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生きるとは表現すること

 

 

 

時鐘

生産性を基準に、命の価値を見ていく怖さ

 

近年、耳を疑う国会議員の発言が飛び出し、為政者の「国民」に対する意識を垣間見たようで、恐怖すらも覚えた。その国会議員はある雑誌(8月号)に寄稿し、LGBTの人たちに対して「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」とし、そこに税金を使っていいのか、主張していた。他のインターネットの番組においても同様の発言をしていた場面を視聴し、遠いところではナチスのホロコースト、ハンセン病患者に対する優生手術、現在声を挙げ始めた障害者に対する優生手術、そして、神奈川県の障がい者施設で起った殺傷事件などが、個々の事件が糸で繋がれた出来事として頭をよぎったのである。LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生の性と自認する性の不一致)の頭文字を取ったセクシャル・マイノリティ(性的少数者)の人々を指した総称とされる。個々の事例の根っ子に、「生産性」のあるなしを基準に、国家が人間の価値を決めていく、国家そのものがもつ非人間的な冷酷さを映しているとしか思えない。つまり、「生産性」を基準にした価値は、国家にとって従順でよく働く「国民」こそ、存在価値があるとする優生思想そのものがもつ命の選別でしかない。そうして、戦時下においては老人、障がい者、女性、そして他民族がゴミのように殺されてきた。「役に立つか立たないか」という私たちの日常意識も含め、私たちの社会はどうあるべきなのかを問い、声を挙げていかなくてはならない。(H)

2018/8/13

 

◇「時鐘」(巻頭言)のバックナンバーはこちら◇

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【更新履歴】

 

20188月31日アップしました※

(次回は201812月下旬、日記は随時アップ予定です)

 

 

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『時鐘』 生産性を基準に、命の価値を見ていく怖さ(2018年8月13日)

『コラム ルリソウの風』「亡き先生に教えられた『寄り添う』」(2018年8月13日)

『ニュース』時代の闇に抗した念仏者を訪ねて-高木顕明師-2018622日)

 

浄影寺の本堂です。 ネットでお寺訪問    宮城蔵王の麓、遠刈田温泉へ目指して来てください。 浄影寺へのアクセス    勤行本と念珠参拝のご案内(永代納骨・永代経)

 

中央に「南無阿弥陀仏」の掛軸、左右には棟札が安置されています。棟札には浄影寺の沿革のほか、住職・建設委員会などの役職者、設計士、大工棟梁をはじめ請負業者の名前が書かれています 本堂再建    熊皮の御影 真宗の教え     @本堂再建への軌跡 A浄影寺再建の参画について

 

◆シリーズ◆

コラム     ルリソウからの風  

〜亡き先生に教えられた『寄り添う』〜

83(金)私は久しぶりにお寺を訪ねた。
駐車場に車を止めると、いつものようにお寺の人が笑顔で迎えてくれた。ここに来るとほっとする。

私は、本堂に上がり仏様を見上げた。
どれくらい時間が経ったろうか。
視線を逸らした先の焼香台の隣に並んだ『人の心に寄り添う』の文字にはっとした。

そして、数日前わが子に突きつけられた「ママには分からないんだよ」の意味を考えていた。

『寄り添う』という言葉は、先生が身をもって教えてくれた言葉だった。20年前、人生に疲れて先生を訪ねた私を「よく来たね」と笑顔で迎えてくれた。そこには何の条件もない。

私は、わが子の気持ちを分かっていなかった。
『人の心に寄り添う』というとき、そこには親でもなく大人でもない、ただの一人の人間が同じ悩みを持つ者として、苦しみ悶えるわが子に寄り添うことだと思う。子どもの気持ちを分かってあげたいけれど中々分かることができない、そこに深く苦しみ、悲しむということがあるのだと思う。
「子どもの事は何でも分かっている」という傲慢さは、子どもの気持ちに最も遠いところにあるのだと思う。

先生が他界して10年になる。私は今も先生に教えられている。               

 (ルリソウ)

 

 


 今、いのちがあなたを生きている

‐真宗大谷派・宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌テーマ‐

 

 

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    中央に「南無阿弥陀仏」の掛軸、左右には棟札が安置されています。棟札には浄影寺の沿革のほか、住職・建設委員会などの役職者、設計士、大工棟梁をはじめ請負業者の名前が書かれています

 

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勤行本と念珠    蓮如上人自筆の名号の掛軸。

この陶器のお蔭で、部屋中、ヒノキの香りで一杯です。    境内中央にある桜木。春は花見が楽しめます。

 

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中央に「南無阿弥陀仏」の掛軸、左右には棟札が安置されています。棟札には浄影寺の沿革のほか、住職・建設委員会などの役職者、設計士、大工棟梁をはじめ請負業者の名前が書かれています

建築中の本堂内に飾られた上棟式の おかざり

20051023

完成したばかりの本堂です。本堂内にはヒノキなどの香りが漂っています

浄影寺本堂

2006710日完成

上棟式のおかざりの中央にひと際大きな「南無阿弥陀仏」の掛軸が安置されています(=左上、写真)。この掛軸は、私が盛岡にいた頃、一人のご門徒(故人)からいただいたもの。そのご門徒は不自由な体をおして私を訪ね、「わたしゃあ、親鸞聖人の念仏の教えでねば、助からねえんだ」と常々語って下さいました。生涯を通じて念仏に生きられたご門徒のお姿を思い浮かべながら、定礎法要・上棟式を勤めさせていただいた尊いご縁を感じます。(H)   クリック  @本堂再建への軌跡  A浄影寺再建への参画について

 

HP「法蔵」開設にあたって☆

急速に変化する社会、すさんだ人間関係

「社会」という名の世間に押しつぶされていくような感覚・・・

どこからともなく沸いてくる、生きることの心細さ・不安の中で

 いつしか、わたしたちは

生きることの‘感覚’を失い

‘表現’というものを失ってしまった・・・

≪生きるとは表現すること≫

今から約700年前、人間の深い悲しみと苦悩に向きあった

一人の仏者・親鸞聖人

親鸞聖人のことばを温泉街の小さなお寺から社会に向けて発信します

渇ききった心に潤いを取り戻すために・・・

人が人として生きることの≪表現≫を回復するために・・・ 

2006715日)

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真宗大谷派 浄影寺 参拝係

 

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